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家畜体温監視システムによる乳牛における暑熱時の体温動態の解明  2014-02-25

●大分県農林水産研究指導センター 内村誠、松岡恭二、武石秀一、宇都宮茂夫   

 
要約
 乳牛の暑熱ストレスは、一般的に体感温度や体温の上昇が原因とされている。特にルーメン内の温度上昇が体温を押し上げることが、夏期の生産性を低下させる一因であると言われているが、暑熱時の体温動態は詳細には解明されておらず、直接体温を指標とした防暑対策もみあたらない。
 そこで、本県において開発した家畜体温監視システムを用いることにより、遠隔的に体温およびルーメン内温度を測定し、暑熱時の体温動態を解明する。
 ルーメン内温度は四季を通じて膣内温度より高く推移した。ルーメン内平均温度で夏期は冬期に比べ0.31℃、最低温度は0.55℃有意に上昇した。さらに、ルーメンと膣内との間に季節による相関はみられなかったが、発熱時には高い相関が見られた。(「平成20年度試験成績報告書」より)
 
●詳細な内容は>>こちらをダウンロードください(pdfファイル:533KB)
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