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「令和5年地球温暖化影響調査レポート」の公表について  2024-10-01

 
農林水産省は、都道府県の協力を得て、地球温暖化の影響と考えられる農業生産現場における高温障害等の影響、その適応策等について報告のあった内容を取りまとめ、「令和5年地球温暖化影響調査レポート」として公表した。
 
●水稲では、出穂期以降の高温により、白未熟粒の発生による影響が全国5割程度で、北日本、東日本では5割程度、西日本では4割程度でみられた。発生抑制のため、水管理の徹底、適期移植・収穫の実施、高温耐性品種の導入(高温耐性品種の作付面積:約18万ha、作付割合:14.7%)などが行われている。
 
●りんごでは、着色期から収穫期の高温により、「着色不良・着色遅延」の影響が全国3割程度みられた。ぶどうでは、果実肥大期以降の高温により「着色不良・着色遅延」の発生による影響が全国2割程度でみられた。うんしゅうみかんでは、日焼け果の発生による影響が全国3割程度でみられた。着色不良・着色遅延対策として、着色優良品種や着色を気にしなくてよい品種の導入。日焼け果対策として、遮光資材の活用、カルシウム剤の散布、樹冠表層摘果などが行われている。
 
●トマトでは、収穫期の高温により、着花・着果不良の発生による影響が全国4割程度でみられた。いちごでは、花芽分化期の高温により、花芽分化の遅れの発生による影響が全国4割程度でみられた。着花・着果不良対策として、遮光資材の活用、細霧冷房・循環扇の導入。花芽分化安定・促進対策として、新品種導入、クラウン部冷却の実施、遮光資材の活用などが行われている。
 
●乳用牛では、高温により、乳量・乳成分の低下の発生による影響が全国1割程度でみられた。高温対策として牛舎の送風・換気、細霧冷房の導入などが行われている。
 
●温暖化による新たな品目への取組として、さつまいも(北海道、秋田県)などの取組が行われている。
 
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